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観たり読んだり書いたり食ったり。

読んだり観たり書いたり食ったり、したこと書きます。
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さとp

非公開

2017/06/22
09:30
「船を編む」三浦しをん

 「舟を編む」という小説が存在することは、たぶん本屋に並んだ時から知っていたと思う。三浦しをん氏は以前から気になっていた作家ではあるけれど、未だ手にしていない作家でもあり、映画をするなら先に映画を観てみようと。といいつつ、劇場ではなくテレビでやっていたのを録画して観たんだけど。
印象は地味で暗い。松田龍平演じる主人公の馬締さんがやたら暗く演出されていたような印象がある。全く個人的なんだけど、画面が暗い映画はあまり好きじゃなく、この物語に対する興味が薄れてしまった。
そうこうしているうちに、今度はアニメでやるという。興味が失せていたのに、やっぱりどこか引っかかるところがあったんだろう、とにかくアニメは観ようと。
岡崎体育氏の歌うOPが軽快なせいか、はたまた画面が明るいせいか、映画の時とは違って割と明るいという印象。相変わらず馬締さんは暗い感じだったけれど。映画もアニメも見終わってからずいぶん経つので、頭に残る印象でしか語れないんだけど、映画は主役の二人馬締さんと宮崎あおい演じる香具矢さんに関係に重きをおいていて、アニメのほうが辞書作りに重きを置いていたんじゃないかと思う。
二作が全く違う印象をだったから、これは原作読まねばと原作購入に本屋へ走ったのだった。

それが今年の初めのこと。予定表には4月に読む本として記入しているというのに、実はまだ一ページも読んでいないのだった。(笑)


ちなみに、Amazonの「船を編む」のDVDの紹介の欄に主演黒木華とあって、それははちょっといかがなものかと思ったりした。確かに出演はしているが。
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2017/04/07
22:04
「ゴースト・イン・ザ・シェル」

ハリウッドで映画化するというニュースを耳にしたのは、一体いつだったか。今年、とうとう公開されることとなった。出演者が発表され、少佐(草薙素子)が日本人でないことにいろいろな意見がネット上で飛んではいたが、個人的にはまぁいいんじゃないという感想。
 映像が出てきたときには、劇場アニメでのシーンがかなり正確に表現されていたことに驚いたし、期待も高まった。さらにうれしいことに、吹き替え版ではアニメの声優さんが声を当てるという。普段洋画を見るときは吹き替え版を観た事がなかったのだけれど、これは吹き替え版を観なければと思った次第。
 この映画は4Dもあり、4Dと言えば以前「艦これ」を観た事があった。なのだけれど、あまり自分には合わないようで、座席が動くのはいいとして、水しぶきやら風やらは目をつむってしまって画面が観られないし、足元に関しては少々痛い。なので画面に集中できなくなる。
 「攻殻」はたぶんアクションがたくさんあるだろうから、4Dは楽しめるんじゃないかと思ったのだけれど、そうでもなかったので次回から4Dは敬遠するかもしれない。わからないけれど。
 
 さてこれから内容についての感想。ネタバレになるので、まだ観ていない方は気を付けてください。


つづきはこちら

2017/01/04
00:00
今年は何冊読めるのやら。

2015年の年末、ふと気づいた。今年、たった三冊しか本を読んでない、と。
 年々読む冊数が減っているとは思っていたが、よもや三冊とは自分でも驚いた。というわけで、翌年、つまり2016年(現時点からすると去年のことだが)、とにかく読もうと固く心に決めたのだけれど、終わってみれば八冊しか読めていない。
 とほほ、である。
 特にせっせせっせと読まなくともいいではないか、とも思うのだけれど、このままだと死ぬまでに積読本を読破できないのである。このことについては数年前から気づいていたけれど、だらだらしているとあっという間に一年が過ぎてしまい、結局月に一冊も読めていないのだった。
 なのでしばらく買うのを控えていたんだが、なぜか次から次へと読みたい本興味深い本がどんどん出てくるではないか。見たら手に取ってしまいたくなるし、中をぺラリでも見てしまえばすぐにでも読み始めてしまいたくなる。
 後ろ髪をひかれつつ買うのをやめた本が、ベストセラーにでもなった暁にはもう悔しくて悔しくて。その本はもう出た時から知ってます、知ってるんですよ。面白そうだなと思ってたんだすよ。でも読んでいないから語れない。ウキーってなるので、買い控えは止めた。
 そして増えていく積読本。非常にヤバい。
 
 というわけで、今年はなんとしても月に一冊は読まねばと思っている。~ねば、なんて言ってしまうと辛くなるんだけど、ここはやはりそれぐらいの気持ちで挑まねば。
 とはいえ、月に一冊など読書家からすれば、冗談いってんのかと怒鳴られそうではあるが、年三冊まで落ちたペースを一気に上げるのは少々難しいと思われるので。
 これぐらいから、ぼちぼちと。


 ちなみに、去年の八冊はなかなか良かった。
 長年読み切れなかった「生きにくいー私は哲学病。」を読むことが出来たし、久しぶりに読んだ長野まゆみ氏の「あめふらし」は思いの外よかったし、「猫の神様」はぽろぽろ泣けてきちゃうし、十年ぶりにRODの新作が読めたし(挿絵の読子さんが色っぽくなってたし)、でも背表紙のデザインが変わっていて並べるとちょっと残念な感じになるんだけど、あと「夏への扉」の新訳も読めたし、いい年ではあった。

 今年もいい本に巡り合えますように。
 とりあえず読まないことには、いい本かどうかもわからんので、とにかく頑張ろう。うん。

2017/01/03
23:09
「ハンズ・オブ・ラブ」

「ハンズ・オブ・ラブ」を観てきた。
 最初に知ったのは何だったか、定かではないんだけれどエレン・ペイジが出ているんでチェックしていたんだと思う。
 内容はというと、ローレルとステイシーというレズビアンカップルの実話の映画化。
 警官のローレルは若いステイシーと出会い恋に落ちる。で、パートナー証明書も受け取ることが出来、家も買って二人でリフォームもして犬も飼って、平凡で普通の家族として生きていくはずだった。なのに、ローレルが末期がんだと診断される。
 夫婦であれば遺族年金が支給されるのだけれど、二人はそうではない。パートナー証明書では、年金の支給を認められなかった。自分が死んだ後もステイシーが二人の家に住み続けるために遺族年金をステイシーが受け取れるように、ローレルは申し出るんだけれど却下される。
 夫婦ではないからという理由ではあるが、その裏には同性愛への差別が見える。だけど愛するステイシーのために何としても遺族年金をもらえるようにしたいローレルは、何度も何度も掛け合いに行く。
 仕事での相棒(男性)と一緒にいろんな策を考え奮闘する物語。
 警察の同僚に協力を求めてもいい返事はもらえない。悪いことをしているわけではないし、もらえるようになればいいとは思ってはいても大手を振って応援は出来ない。そう言う気持ちもわかるかる。
 ゲイ団体が応援しますって押しかけてきて、強引にことを進めようとしているのも。彼らが便乗して同性婚を認めさせたいという気持ちもわかる。それを指摘されて、そうだよってぶっちゃけちゃうのにはびっくりしたけど。
 団体がローレルにどうか同性婚という言葉を入れてくれといっても、絶対言わないところが印象に残ってる。彼女の目的は同性婚を認めてほしいのではなく、ただ平等にと訴えているだけだから。

 観てからずいぶん経ってしまって(観たのは去年)、記憶がぼんやりしているんだけれど、反対する人賛成する人、どちらの中にも自分がいるなと。同じ立場になった時、真っ先に手を上げられるかどうか、その勇気を自分は持てるんだろうかと、いろいろ考えさせられる映画だった。
 癌がどんどん進んで、後半ハラハラするのだけど、とりあえずハッピーエンドで終わってよかった。

 あと印象に残っていると言えば、ステイシーが務めている車屋さん(でいいのか、車の修理工房みたいな、なんていうんだっけ)にチンピラがやって来て嫌がらせをするんだけど、もちろん同性愛のことで、だけどステイシーのボスは追い返すシーン。
 このボス、最初ステイシーが雇ってくれって来た時、女でちびっこだっていう外見で判断して門前払いしていたから、迷惑だって態度をとるのかと思っていたんで、ちょっと反省。よくよく思い出してみれば、実際ステイシーの仕事を見ると素直にその腕の良さを認める人だった。

 最近あんまり映画観てないんだけど、観てよかったなと思う映画だった。

2016/07/12
10:45
「猫の神様」東良美季



 数年前から始まった深夜ローカルのトーク番組を気に入ってよく見ているのだけれど、ゲストの方々は本を出している人が多く、よく本の紹介をしている。で、その日の勝谷誠彦氏が絶賛していたのが、この本。
 実は作者である東良氏がどういう人物かと言うのは、ゲストに出られたのがもうずいぶん前のことではっきりとは覚えてはいないのだけれど、物書きだあるということは覚えている。
 Twitterをなさっているようなので貼っておく。東良美季(@Tohramiki)、こちらを見るのがうろ覚えの説明を読むより断然正確である。

 2012年に発売された本でさほど古い本ではないとは思うんだけど、数件の本屋を回っても見つけることが出来ず、ネットで購入。
 実はネット購入はあまり好きではなくて、はやり手に取って中身をちらちら眺めて吟味をしたい。紹介文を読んだり聞いたりして興味を持った本でも、いざ中身を見てみると思っていたのと違うものがあったりすることがあるから。
 最近はネット通販でも立ち読み出来るシステムになっていたりもするけど、向こうが提示するのを一方的に見ることしか出来ないから、はやり苦手。
 それはさておき。
 注文してからしばらくして本が到着。読み始める。
 最初に言っておくと、猫は好きだが飼っていないし、今までも飼ったこともない。この本の前情報として、勝谷氏が絶賛していた、ということと、猫の話、ということしか知らなかった。
 著者の東良氏は、ジョギング中に見つけた二匹の子猫を、一旦は走り去ったのだけれど気になって再び戻り連れて帰ることになる。この二匹との出会いと別れの話。
 十年以上も飼っていて、その間には楽しいことや嬉しいことがたくさんあったのだと思うし、写真もある程度あっただろうと思うのだけれど、ここで描かれているのは、猫たちとの暮らしの出会いと別れだけ。ほとんどが闘病生活についてのこと。
 のっけから二匹の内に一匹、ぎじゅ太の死から始まる。ぎじゅ太が死んで後、もう一匹のみゃ太の調子が悪いことに気付く。ぎじゅ太の時、自分がいたらなかったと思っていた氏は、みゃ太の時にはそうならないように頑張る。その一生懸命さに、ただのペットではない家族の一員として労り、その変化を見逃さないように気を配り、すごく大切に思っているのがわかる。わかるだけに、最後の時を迎えるときには、ポロリポロリと涙がこぼれた。
 柔らかい文章で、猫の様子や季節の移り変わりが、なんというか目の前に広がるような感じ。飼い猫の死というバッドエンドではあるけれど、読み終えたとき気持ちよくなる一冊だった。
 
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