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2017/12/18
19:32
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2009/02/27
13:02
無題



高橋氏にはあまり似合わないようで、それでいてすごく似合っているような気がする恋愛小説。


あらすじ

その昔、学生運動にも参加したことのあるケンジが、かつて過ごしたことのある韓国へ仕事で行く。
そして、街案内として昔からの友人からある女性を紹介される。
その女性、ファソンはかつての恋人の娘だった。
恋人の面影を多々残すファソンと、ケンジはすぐに恋に落ちる。
ファソンもまた、ケンジを逢う前から母親からケンジの事を聞き、そして母の友人からもまた彼のことを聞き、出会う前からケンジのことを想っていた。

韓国滞在の僅かな時間に、二人は恋をし離れられない存在になる。
もう、何を語りあわなくても、二人はお互いのことを理解し、分かり合える存在。
なくてはならない存在。

携帯も何も繋がらない場所で、二人はゆったりとした時間を過ごす。
このまま、二人の想いが永遠に続くかに思えた。

だが、一本の電話で永遠は永遠ではなくなる。


恋に落ちた二人が別れる話は多々あるけれど、なんて辛いんだろうと思う。
それは、ケンジもそうだと思うが、ファソンの想いを考えると辛すぎる。

ケンジが日本にもどる日、再会することを前提に話をするファソン。
でも、その日は来なかった。
ケンジはそれっきりファソンに逢わずに、生涯を終える。

ずっと綴って来た二人の物語は、ラストで書いている著者が出てくるという形で途切れてしまう。
あとは、こんな感じ?というあらすじ書きで幕を閉じる。
それはケンジ目線のもので、ファソンの気持ちはわからない。
だけど、彼女はきっと、こうなることがわかっていたように思う。
ファソンも大人の女性。
待つだけではなく、逢いに来ることも出来たわけなのに、そうはしなかった。

お互いの、こうなる結果さえも分かり合っていたのだと思う。
そういう話。

終わり方が高橋氏っぽいなと思う。

こんな二人であったなら、たとえ離れたままその生涯を終えたとしても、
そういう人に出会い、それを確かめあえることができたなら、
どんなにいいだろう。
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