2018/04/25 07:48 |
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2017/04/07 22:04 |
「ゴースト・イン・ザ・シェル」 |
ハリウッドで映画化するというニュースを耳にしたのは、一体いつだったか。今年、とうとう公開されることとなった。出演者が発表され、少佐(草薙素子)が日本人でないことにいろいろな意見がネット上で飛んではいたが、個人的にはまぁいいんじゃないという感想。
映像が出てきたときには、劇場アニメでのシーンがかなり正確に表現されていたことに驚いたし、期待も高まった。さらにうれしいことに、吹き替え版ではアニメの声優さんが声を当てるという。普段洋画を見るときは吹き替え版を観た事がなかったのだけれど、これは吹き替え版を観なければと思った次第。
この映画は4Dもあり、4Dと言えば以前「艦これ」を観た事があった。なのだけれど、あまり自分には合わないようで、座席が動くのはいいとして、水しぶきやら風やらは目をつむってしまって画面が観られないし、足元に関しては少々痛い。なので画面に集中できなくなる。
「攻殻」はたぶんアクションがたくさんあるだろうから、4Dは楽しめるんじゃないかと思ったのだけれど、そうでもなかったので次回から4Dは敬遠するかもしれない。わからないけれど。
さてこれから内容についての感想。ネタバレになるので、まだ観ていない方は気を付けてください。
映像が出てきたときには、劇場アニメでのシーンがかなり正確に表現されていたことに驚いたし、期待も高まった。さらにうれしいことに、吹き替え版ではアニメの声優さんが声を当てるという。普段洋画を見るときは吹き替え版を観た事がなかったのだけれど、これは吹き替え版を観なければと思った次第。
この映画は4Dもあり、4Dと言えば以前「艦これ」を観た事があった。なのだけれど、あまり自分には合わないようで、座席が動くのはいいとして、水しぶきやら風やらは目をつむってしまって画面が観られないし、足元に関しては少々痛い。なので画面に集中できなくなる。
「攻殻」はたぶんアクションがたくさんあるだろうから、4Dは楽しめるんじゃないかと思ったのだけれど、そうでもなかったので次回から4Dは敬遠するかもしれない。わからないけれど。
さてこれから内容についての感想。ネタバレになるので、まだ観ていない方は気を付けてください。
映像に関しては申し分ない。光学迷彩のシーンや銃撃戦。怪しげなクラブのンシーンや、ホログラムがあふれかえる街並など、まさにアニメや漫画を正確に表現できていた見応えがあった。あとは電脳にアクセスしたシーンなど、よくここまで再現できたなと。
まぁ、個人的な意見を言えば、クラブのシーンや低所得者の住むようなスラム的な路地のシーンなどはリアルに表現すればするほど、暗くみすぼらしく映るので好きではない。ただ、映画をよくするためにが必要であることは理解しているので、そこをもっと明るく表現しろとか削除すべきとは全く思ってはいない。念のため。
で、次にストーリーなのだけれど、これは押井守氏が初めてアニメ化した劇場版がベースになっていると思われる。現に同じシーンがいくつが見れれる。だけれど、押井版に出てくる人形使いの代わりに出てくるのが久世。久世は神山監督のテレビ版に出てきたキャラクター。設定は違うがやっていることは似ている。
バトーがエサをやっている野良犬に中にガブリエルというのがいて、これもまた押井攻殻に出てきた犬であり、ファンとしては嬉しい。
九課メンバーは、少佐と荒巻部長、バトーととぐさが主に出ていて、後の面々はたぶん出ていたんだろうが名前が出ることもなく俳優もアニメのように見てすぐわかるものでもないので、よくわからない。最後の声優のテロップに石川とあったので石川は出ていたのだろうが、わからなかった。情けないが。代わりに結構台詞のある役に女性のメンバーがいて、これはハリウッド映画、というかアメリカのお約束なのかなと思ったりした。
先に述べたようにいくつものシーンがアニメと同じ、少佐のボディができる押井攻殻のオープニングだったり、光学迷彩で姿を消したまま犯人を打ちのめすシーンだったり、またその犯人が本来とは別の記憶を噛まされていたことだったり、海中に沈むシーンだったり、ラストの多脚戦車に襲われるシーンや腕がちぎれるのも構わず力任せにハッチを開けようとするシーンだったり、ヘリからの攻撃を間一髪バトーに助けられるシーンだったり、ここまで同じならもういっそ、押井攻殻の完全リメイクで良かったのではないかと思うのだけれど、それではいけなかったのだろうか。
と想ったり思わなかったり。
ストーリーで一番えぇっ!!と思ったのが、素子の家族が出てきたということ。原作もTV版アニメも劇場も、家族に関しては一言も出てこない。むしろ天蓋孤独と思わせるストーリー展開になっている。なのに、この映画では母親らしき人物(というか母親)が出てくる。嫌というわけではないけれど、やはり、う~むとうなってしまうのだった。
あとは少佐が、今まで読んで来た漫画やら観てきたアニメの中の少佐に比べて、ちょっとおバカかなと。でもそれは別物だから、性格やら細かいところが違っていても、それは致し方がないことだとは理解している。
ただ、今回吹き替え版を観た事で、頭の中ではアニメ設定という気持ちが高まって、自分の理解しているアニメのキャラクターとの違いに戸惑ったりした。
なので、吹き替え版はとても魅力的ではあったのだけれど、そのまま字幕で見たほうがよかったかもしれないと、少し後悔しているところではある。
結論。
映像も話もいいっちゃいいんだけど、個人的にはモヤモヤする。
という感じかな。
まぁ、個人的な意見を言えば、クラブのシーンや低所得者の住むようなスラム的な路地のシーンなどはリアルに表現すればするほど、暗くみすぼらしく映るので好きではない。ただ、映画をよくするためにが必要であることは理解しているので、そこをもっと明るく表現しろとか削除すべきとは全く思ってはいない。念のため。
で、次にストーリーなのだけれど、これは押井守氏が初めてアニメ化した劇場版がベースになっていると思われる。現に同じシーンがいくつが見れれる。だけれど、押井版に出てくる人形使いの代わりに出てくるのが久世。久世は神山監督のテレビ版に出てきたキャラクター。設定は違うがやっていることは似ている。
バトーがエサをやっている野良犬に中にガブリエルというのがいて、これもまた押井攻殻に出てきた犬であり、ファンとしては嬉しい。
九課メンバーは、少佐と荒巻部長、バトーととぐさが主に出ていて、後の面々はたぶん出ていたんだろうが名前が出ることもなく俳優もアニメのように見てすぐわかるものでもないので、よくわからない。最後の声優のテロップに石川とあったので石川は出ていたのだろうが、わからなかった。情けないが。代わりに結構台詞のある役に女性のメンバーがいて、これはハリウッド映画、というかアメリカのお約束なのかなと思ったりした。
先に述べたようにいくつものシーンがアニメと同じ、少佐のボディができる押井攻殻のオープニングだったり、光学迷彩で姿を消したまま犯人を打ちのめすシーンだったり、またその犯人が本来とは別の記憶を噛まされていたことだったり、海中に沈むシーンだったり、ラストの多脚戦車に襲われるシーンや腕がちぎれるのも構わず力任せにハッチを開けようとするシーンだったり、ヘリからの攻撃を間一髪バトーに助けられるシーンだったり、ここまで同じならもういっそ、押井攻殻の完全リメイクで良かったのではないかと思うのだけれど、それではいけなかったのだろうか。
と想ったり思わなかったり。
ストーリーで一番えぇっ!!と思ったのが、素子の家族が出てきたということ。原作もTV版アニメも劇場も、家族に関しては一言も出てこない。むしろ天蓋孤独と思わせるストーリー展開になっている。なのに、この映画では母親らしき人物(というか母親)が出てくる。嫌というわけではないけれど、やはり、う~むとうなってしまうのだった。
あとは少佐が、今まで読んで来た漫画やら観てきたアニメの中の少佐に比べて、ちょっとおバカかなと。でもそれは別物だから、性格やら細かいところが違っていても、それは致し方がないことだとは理解している。
ただ、今回吹き替え版を観た事で、頭の中ではアニメ設定という気持ちが高まって、自分の理解しているアニメのキャラクターとの違いに戸惑ったりした。
なので、吹き替え版はとても魅力的ではあったのだけれど、そのまま字幕で見たほうがよかったかもしれないと、少し後悔しているところではある。
結論。
映像も話もいいっちゃいいんだけど、個人的にはモヤモヤする。
という感じかな。
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