忍者ブログ

観たり読んだり書いたり食ったり。

読んだり観たり書いたり食ったり、したこと書きます。
TIME :

さとp

非公開

2017/12/18
19:33
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009/02/26
11:12
「7つの贈り物」

ウィル・スミス主演の映画。

彼が扮する主人公は、自分とは一切つながりのない7人の人間に、
その人が欲しくてたまらないが自分ではどうしようもないこと、ものを贈る。

ある人には、新しい環境を。
ある人には臓器を。

窮地に陥っている人をリストアップしては、その人が贈り物を受け取る資格があるいい人かを自分の目で確かめる。
そして、この人ならという人に贈り物をする。

その行為はすばらしいが、主人公であるウィル・スミスの目はいつも何故かうつろ。
彼は心を病んでいたから。

映画は淡々と静かに進んでいく。
彼はリストの一人に恋をした。
最初は平静を装っているものの、それが出来ないくらい想いが大きくなる。

ラストに近づくにつれ、どうして彼の心が病んでしまったのかが、
だんだんとわかってくる。

そして、ラスト。
どうして贈り物をするのか、それはどうして7人なのか。
はっきりとわかる。

わかったとたん、
ラストで涙を流したにもかかわらず、
素直に感動できない違和感を感じた。

以下ネタばれなので。


なぜ心を病んだのか。

彼は恋人と夜のドライブ中、入ってきたメールに恋人が止めるのも聞かず対応する。
そして事故を起こしてしまう。
その事故で恋人と巻き添えになった人たち、7人が死んだ。

その罪の意識から、心の病にかかった。

その後、弟に内臓を提供したのをきっかけに、贈り物をするようになる。
自分の持ち物(家とか)、臓器や骨髄を人に与える。
そして最後は自殺をして、恋人に心臓を残す。

しかしこれはただのいい話ではなく、自分が良心の呵責から逃れたいが為の、偽善じゃないかと思える。

もし、その事故が彼の過失ではなく、どうしようもない事故なら、ここまでしただろうか。
リストの一人の女性と恋に落ちてしまう彼だが、その女性が必要なのが心臓ではなく別のものであったら、それでも彼は死んで臓器を他人に提供しただろうか。

自殺後のことを親友に任せるのだが、その親友の気持ちを考えただろうか。
弟の気持ちを考えただろうか。
自殺現場となるホテルの経営者の事を考えただろうか。
自分の心臓のために恋人が死ぬのを、彼女は本当によろこべるのだろうか。

いろいろな事を考えると、自己満足に過ぎないような気がする。
確かに贈り物を貰った人は、人生が開けて新たなすばらしい人生を歩むことが出来たが、それ以外の人は。

何もせずに、事故後ものうのうと暮らしているよりはマシかも知れないが、
これはベストな選択なのだろうか。

違う気がする。
なんだか釈然としないのだが、どうだろうか。


 

PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら