忍者ブログ

観たり読んだり書いたり食ったり。

読んだり観たり書いたり食ったり、したこと書きます。
TIME :

さとp

非公開

2017/12/18
19:35
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009/05/30
12:04
「初恋」 (過去に書いたもの)

1968年12月。
その事件は起こった。三億円事件。
警官を装った人物が銀行輸送車ごと三億円を奪った。あれから40年近くたち、犯人が捕まらないまま時効を迎えた事件。

この事件の犯人はどんな人物か、今までテレビ番組等で語られてきた。
今回この映画の中では犯人は女子高生である。


暗い影を持つ少女みすず。彼女は昔別れた兄のいるジャズ喫茶Bに出入りするようになってから、少しずつ明るくなっていく。
そして、その仲間のうちの一人の青年に想いを寄せる。

これは事件の話ではなく、恋物語なのである。
みすずの想い人はひとことでいうとインテリという事になるだろうか。そんな感じは受けないのだが。
当時学生運動が盛んで、若者は角材を持ったり石を投げたりと警察というか権力とぶつかっていた。
他の若者同様、権力に反発しながらも、自分は頭で勝負したいとある計画をみすずに打ち明ける。
それが三億円強奪計画。

みすずは気付いていないが、このとき岸はみすずを大切な人としてみている。
こんな事を頼めるのはみすずしかいない、だが、危険な目にあわせられない。という揺れ動く心がすごく見えて、切なかった。
みすずのほうも、やめてもいいと何度となく岸は言うのだが、彼が言った「お前が必要だ」の言葉に答えたくてしかたがない。

今だったら、例えみすずが未成年だろうと、あっという間に最期の一線を越えてしまいそうだが、この二人は手も握らない。
昔は節操があったんだな。と思ったりした。

ラストは原作とは少し違っていた。でも変えたことで、権力の大人の汚い部分が浮き彫りにされて、これはこれでよかった。
みすずが岸の想いを知るシーンも、映画の方がいい。



余談だが、実際この事件の犯人は今どうしているのだろう。

この事件、誰もキズついていないし、日本人は一円の損もしていない。このとき奪われたお金は、一銭も使われていないのである。この映画同様、権力への抵抗だったのだろうか。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら